*天王寺夜回り17dec2014

*天王寺夜回り17dec2014

未明の最低気温で零度と予想された昨夜の大阪は、氷がはるほどの厳寒と自転車はもちろん信号までもなぎ倒す冷たく強い風が路傍の野宿者を襲った夜だった。昼間から最高気温でも5度と低温な上に雪も舞っていた。そんな厳冬の年の瀬の路傍でささやかな休息をとらざるを得ない野宿者には、商業主義に浮かされた老若男女の虚飾の幸が更に襲いかかり、”きれいな電飾の街に不要なもの”として扱われる排除が今年も追い討ちをかけて更なる厳冬を用意している。そしてそういった排除が同時に襲撃をも産む土壌となっているのは言うまでもない。  厳冬にも関わらず、浮かれた個々人は化けの皮が剥がれた胡散臭いアベノミクスええじゃないか音頭に未だに浮かれて茹で蛸のように湯気を上げて我が物顔で歩いて恥じない。
ともかく、昨夜のJR天王寺駅前では、さまよう野宿者をのぞき10名程度が、ほとんど吹きっさらしの天王寺公園内では10名以上が、新世界では20名程度が(敢えて数をぼかしているのは言うまでもない)寒風をしのぎながら、ささやかな休息を得ていた。昨夜は有志の持ち寄りで簡易カイロは言うに及ばず手袋や首巻きなども寄せられたため、それらも必要な方には手渡した。また新世界では、釜ヶ崎の”センター”下で休息をとっていたという契約の現場帰りの足を引きずった方が段ボールさえも敷かずに休もうとしていたため、簡易カイロを手渡した上で段ボールを取ってきて敷き囲いをつくって休んでもらった。その時に段ボール組外し時に図のように段ボールでザックリと。その当人曰く、”昨夜、センターの下でシノギに遭って、身分証や財布などを盗られ殴られたので足を引きずってるんですわ。そうです、顔の傷も手の腫れもその時のケガです。あの下も最近はあんまり人が寝てないので余計やられたんかも。こっちは知らないので、とりあえず今夜はここで過ごして明日また三角公園に行ってから三徳(寮)に行くとか今後のこと考えますわ”とのことだったので、本人が望んだウールの首巻きと手袋も手渡した。
また、とある電話ボックス内では尿垂れ流し状態になっていた方がいて声をかけたものの大丈夫としか応えないため、カイロを手渡しそれを貼っていただいたうえで、近隣で囲いをつくって休もうとしていたその人の面倒を見ているという方に”あの方は垂れ流していてそのせいで急速に冷えて凍える可能性があるので、何かあったら救急を呼んでやってください”と一応声をかけておいた。ほかにも、風で段ボール囲いが倒れたり、崩れてしまった方の補修を手伝ったりしてから終了。天王寺布施夜回りの会では、カンパでいただいた簡易カイロや衣類、持ち寄りの簡易カイロなどを配布し、可能な限りこの越年越冬期の夜回りを行う予定。(★)

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